世界最大級の放射線学会「RSNA2024」に出展
島津製作所はShimadzu Medical Systems USAと合同で2024年12月1日~5日に米国シカゴ・McCormick Placeで開催された第110回北米放射線学会の付設展示会(以下、RSNA2024)に出展しました。今回の当社ブースのテーマや、会期中の様子をご紹介します。
北米放射線学会(RSNA)とは
RSNAはRadiological Society of North Americaが主催する世界最大級の放射線学会で、157か国に計50,000人以上の会員がいます。
年次総会では世界中の専門家による講演が実施され、最新の研究や技術について情報交換が行われます。RSNA2024は「Building Intelligent Connections」をテーマに、AIが放射線医学にもたらす影響と役割に関する発表が多く見受けられました。
主催者発表によれば、RSNA2024の登録者数は約39,000人で、付設展示会には722社が出展しました。
島津ブース:Evolution, Innovation, Transformation
展示テーマは「Evolution, Innovation, Transformation – solving challenges together」とし、画像診断装置による作業効率の向上(More Efficient Workflow)、新しい臨床価値の提供 (New Clinical Value)、そして安全な医療環境の確保(Safer Environment)を実現する当社のソリューションを紹介しました。
血管撮影システム「Trinias series with SCORE OPERA」の展示では、2024年10月に発表した音声認識機能「SMART Voice」のライブデモンストレーションを実施しました。治療で頻繁に利用される13種類の機能をマイクに向かって発声するだけで装置操作が可能となり、検査業務を効率化して医師及び医療従事者の負担軽減と労働時間短縮に寄与します。

また、本製品はUXを重視したデザインが評価され、国際的なデザイン賞である「Red Dot Design Award 2024」を受賞しました。タッチパネルボタンのカスタマイズ機能により操作ステップを減らし、レバー形状を機能ごとに変更、操作モジュールは操作者が動かずに操作しやすいサイズに設計されています。医師が手元を見ずとも患者やモニターに集中しながら1人で操作できる「ワンマンオペレーション」を実現しました。本展示会でも多くのお客様に実機で体験いただきました。




RSNA2024の島津ブースは、オンライン上でバーチャルブースとしてご体験いただけます。(※医療従事者向け、英語のみ)
展示会担当者のコメント
今年も世界中から多くのお客様に足を運んでいただき、誠にありがとうございました。
当社は患者様と医療従事者の負担低減を叶えながら、多忙な医療現場の業務効率化を促進するソリューションを日々追求しています。RSNA2024はたくさんのお客様に当社医用機器の最新技術と有用性をご覧いただく機会となりました。
創業150年を迎えた当社は今後もX線画像診断のパイオニアとして、人と地球の健康への願いを実現するために挑戦を続けてまいります。
