2023.06.14
「LCMS-2050」誕生ストーリー デザイン篇
シンプルなのにハイスペックな小型質量分析計(MS)
当社Webサイト「Stories of Excellence」の記事から、「シンプルなのにハイスペックな小型MS -LCMS-2050-(デザイン篇)」をご紹介します。
液体クロマトグラフ(LC)のユーザーには、質量分析計 (MS)に対して、「装置サイズが大きい」、「操作・メンテナンスが煩雑」といったイメージをお持ちの方もおられます。
2022年に発売した、高速液体クロマトグラフ質量分析計「LCMS-2050」の開発にあたって、キーワードのひとつに「統一感」がありました。これは、当社LCの既存製品群である「Nexeraシリーズ」のユーザーにも違和感なくお使いいただけるようにするためです。
本製品のデザインを担当した、総合デザインセンター デザインユニット主任の姜慧梨に話を聞きました。
LCBUとMSBUのバランスをとる
開発のメインはMSのビジネスユニット(以下BU)、そこへLCのBUも参加する今回のプロジェクト。双方の技術者が共に1つの装置開発に携わることは珍しく、それぞれが重要視するポイントや意向を汲み、昇華させ、最良のデザインになるように働きかけるのが、デザイナーである姜の役割だ。
「MSBUからは、独自性があってメンテナンスがしやすいものを、LCBUからは、Nexeraシリーズに収まるサイズで統一感を求められました」。<全文を読む>
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