“電子レンジのように扱える”X線検査機器

X線CTシステムは製品を破壊することなく内部を観察することができる装置で、品質管理検査のために広く使用されています。XSeekerは、特定の検査室内だけでなく様々な部門で手軽に利用されることを想定して開発しました。操作工程を「測定対象物を入れる」→「測定条件を選ぶ」→「測定を開始をする」の3ステップに簡略化し、だれもが電子レンジのように手軽に扱える装置をめざしました。

Xseeker 8000:装置とディスプレイが並んでいる

信頼感と使いやすさ

適度な親しみ感と検査装置としての信頼感の両立を意識し、安心感あるシンプルな造形としました。また、使用頻度の高い撮影開始ボタンは、立っていても座っていても操作しやすい配置、角度となるようにこだわりました。

Xseeker 8000:装置のボタンを操作する
Xseeker 8000:分析開始ボタン Xseeker 8000:立って装置を操作しているイメージ Xseeker 8000:座って装置を操作しているイメージ

専門知識がなくてもスムーズに

これまでの装置では、測定物を正確な位置にセットするには経験値や専門知識が必要でした。XSeekerではガイド照明により撮影範囲を可視化して測定物の設置を支援する機構を搭載。その影と装置内に描かれたガイドラインを合わせることで、正確に測定物の位置が決まるようにしました。また、測定物の素材(金属・樹脂)を選択するだけで自動的に撮影条件設定を最適化できるようにしました。

Xseeker 8000:ユーザーインターフェイスのイメージ