モジュールデザインとしての統一性と
直感的な操作を導く大胆な形状とマテリアル

LCMS-2050は、装置体積を従来比66%削減した液体クロマトグラフ質量分析計。LCシステムにビルトイン可能なサイズまで小型化し、同等の面積で設置可能。高速・高感度な性能と分析のサポート機能により、初心者でも質の高いデータを採取できます。モジュールデザインとしての統一性と直感的な操作を導く大胆な形状とマテリアルにより、精度の高さを表現した外観デザインは、LCとの統一性とMSの独自性を両立させました。

ユーザーがアクセスする右上のイオン化部は、MS(質量分析計)の独自性を表す要素。無駄をそぎ落としたコンパクトな造形に艶のある素材のハイライトが美しく見えるように面とRの形状を工夫し、装置の精度感を高めました。
前に飛び出す造形に対して、透明感のある艶ありのスモーク素材を使用し、威圧感を軽減させました。

既存のLCユーザーは、MS分析の必要性を感じながらも 「LCに比べて操作が頻雑」「装置管理が面倒」「大型で設置面積が不足」等の理由で心理的抵抗感が強く、LCMSの普及が遅れていました。その心理的なハードルを下げるために、LCと同様の操作と装置管理の簡易さを実現しました。既存のLCにLCMSの高感度分析が加わることで、新たな分析の可能性が広がります。