社会課題である微小異物解析やマイクロプラスチック分析などに用いられる赤外分光法とラマン分光法の2つの分析手法を統合した、普及機種として世界唯一の顕微鏡。専門家はもとより初心者でも簡単に使いたいというニーズに応え、これまでユーザーが抱えていた多数の障壁を取り除いた「シームレスな分析体験」を命題に開発を進めました。急増する分析需要に応えるため、安全に配慮したレーザー遮光カバーや直感的に操作できるソフトウェアを提供し、高度な解析を初心者でも安全かつ簡単に行えます。

赤外ラマン顕微鏡システムAIRsightのイメージ

スムーズな試料の出し入れと

コンパクトさを両立した遮光カバーの造形

ステージへのアクセスを円滑にするための面取り形状、広い視界を実現するステージ上部のスリムな固定カバーにより、ユーザーに広々とした作業空間やスムーズなアクセスを提供。装置をコンパクトに見せるデザインを実現しました。

装置正面からのビュー。コンパクトに見えるようにデザイン。
AIRsight:装置に試料をセットするイメージ。広い視野を実現する。 AIRsight:試料カバーを閉めた時 AIRsight:試料カバーを開けた時

赤外・ラマン分析を1つのソフトウェアに集約し

シームレスかつ迅速な分析を実現

従来は赤外分析・ラマン分析それぞれの専用ソフトウェアを行き来する必要がありましたが、2種類の分析を1つのソフトウェアに集約。シームレスな分析体験を実現しました。ワンクリックで赤外/ラマン分析モードを切替でき、同一箇所の赤外データ・ラマンデータの比較がしやすくなったため、迅速かつ正確な分析が可能となりました。

AIRsight:シームレスかつ迅速な分析を実現するソフトウエアの画面