島津評論 Vol.83[1・2](2026)
特集 インダストリー検査技術

特集論文

精密万能試験機オートグラフ AGS™-V シリーズの開発

伊藤 景視 松下 和裕 辻 博志 毛利 光宏 佐藤 裕尚

島津評論 83〔1・2〕 19~24 (2026)

要旨

精密万能試験機オートグラフAGS-V シリーズを開発した。AGS-V は最大試験力10 kN の卓上型装置であり,引張,圧縮,曲げ,はく離などの各種試験に対応する。ハイエンド機AGX™-V2シリーズの設計思想を踏襲し,試験力精度保証範囲を1/1000まで拡大するとともに,1 kHz の高応答制御および5 kHz の高速データサンプリングを実現した。さらに,オプショナルボードによるセンサー入力拡張,機柱延長による長ストローク試験への対応,飛散防止カバーや緊急停止機能などの安全機能,液晶タッチパネル式コントローラーや専用ソフトウェアTRAPEZIUM™X-V との連携による操作性向上と,仕様・機能を拡充した。これにより,研究開発から品質管理まで幅広い用途において,より安全かつ効率的な材料試験を可能とした。


分析計測事業部試験機ビジネスユニット

*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。