島津評論 Vol.82[3・4](2025)
特集 産学連携による知の融合と価値創出

特集論文

産業技術総合研究所の電磁波センシング技術を応用した食品用水分率モニターの開発

久野 智司1昆盛 太郎2

島津評論 82〔3・4〕 147~154 (2025)

要旨

電磁波によるインライン水分率モニターMMS シリーズは,食品の品質管理における水分率測定に着目し,リアルタイムに非破壊・非接触で測定でき,かつ従来の近赤外線方式では困難だった厚みのある被測定物に対しても,内部まで電磁波を作用させ測定することが可能である。既存のラインにも後付けで実装できるコンパクトな形状とし,コンベヤ上に空間が広がっていれば設置架台の準備のみで,ラインの変更なしで導入ができるため,設備変更の負担を最小限で導入できる。株式会社ソディックと協業し,水分率測定のアプリケーション対応を行っており,実装に向けて検討を進めている。


1産業機械事業部技術部
2国立研究開発法人産業技術総合研究所

*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。