特集論文
金属材料押出(MEX)技術の動向と展望
島津評論 82〔1・2〕 133~142 (2025)
要旨
近年,積層造形の一つとして装置構成がシンプルで経済性の高い材料押出法(MEX 法)が注目されている。金属粉末と樹脂を含む材料を3次元モデルに基づき成形し,脱脂工程,焼結工程を経て部品を製造することができる。今後,材料開発を通じてトポロジー最適化や格子構造を利用した部品,形状指定によるさまざまな機能部品の開発への応用が期待されている。本稿では原料,装置,材料,プリント,脱脂,焼結などの材料押出法のプロセスと焼結部品の物性について紹介する。
島津産機システムズ株式会社
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。