島津評論 Vol.81[1・2](2024)
特集 持続可能な社会と先端技術

特集論文

島津製作所エコプロダクツPlus への取り組み

小林 清人

島津評論 81〔1・2〕 71~76 (2024)

要旨

気候変動緩和やサーキュラーエコノミーへの対応のため,製品のカーボンフットプリントや消費電力の問い合わせが増加している。島津製作所は2010年に公表した,主要製品を25%省エネルギー化するプロジェクト(Save the Energyプロジェクト)を契機にエネルギー使用量の低減など,製品の環境負荷の低減の取り組みが根付いた。取り組みの中で優れた環境性能を実現した製品は「エコプロダクツPlus」(タイプⅡの環境ラベル)として社内認定し,環境配慮製品開発の取り組みを推進している。本稿では「エコプロダクツPlus」の取り組みとして,この取り組みに至る経緯や考え方,その効果および今後の展望について述べる。


環境経営統括室

*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。