特集論文
アプリケーションプラットフォームとサブスクリプションサービス
SCORETM Linkの開発
SCORETM Linkの開発
島津評論 80〔1・2〕 45~52 (2023)
要旨
血管撮影システムでは,検査・治療内容の多様化が進み,手技を支援するためのさまざまなアプリケーションが要望されている。今回,TriniasTM series with SCORE OperaTM に搭載するアプリケーション,アプリケーションの運用方式,および運用基盤(プラットフォーム)を開発した。それらは以下で構成される。
(1)治療の評価および支援を行う「血流解析アプリケーションSCORETM Stream」,「リアルタイム被ばくモニター Dose-eye Live」。診断支援のデータを蓄積する「線量・手技レポート作成システムSMART Report」,「全手技中画像記録システムSMART Record」。
(2)施設の運用にあわせて選択したアプリケーションを,サブスクリプション方式で提供するSCORE Link
(3)血管撮影システム本体側の信頼性を維持したまま先進的なアプリケーションを動作させる,リスク分散型のプラットフォームSCORETM ワークステーション
1医用機器事業部 技術部
2Shimadzu Software Development Canada Inc.
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。