島津評論 Vol.80[1・2](2023)
特集 医用画像機器

特集論文

島津評論 80〔1・2〕 3～7 (2023)

要旨

X線一般撮影システムは，最も基本的かつ重要な検査であり，胸部・腹部・四肢など，多様な部位を対象としているため，１日あたりの検査数も多い。一方で検査のたびに被験者の位置に合わせて数百㎏もあるＸ線管懸垂器を手動で移動させる必要があるため，操作者にとって大きな負担となっている。
このような，医療現場での検査環境を改善するため，パワーアシスト技術を駆使し，軽快でよりスムーズな操作を可能にするX線一般撮影システムRADspeed Pro style edition GLIDE Classを開発した。

¹医用機器事業部 技術部
²医用機器事業部 サービス統括部
³基盤技術研究所 AIソリューションユニット
⁴医用機器事業部 医用機器工場

＊島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。