普通論文
深層学習を用いた血管撮影システム用AI 画像処理
SCORETM Opera の開発
SCORETM Opera の開発
島津評論 79〔1・2〕 123~128 (2022)
要旨
血管内治療では各施設にて低線量運用が進められているが,低い線量帯ではX 線ノイズにより治療デバイスの視認性が低下する。低線量でも安全に手技を行えるよう,島津製作所ではデバイスの視認性を向上させるリアルタイム画像処理エンジン(SCORE PRO Advance)を血管撮影システムTriniasTM にて提供してきた。今回,深層学習を使用して設計したフィルタ処理を搭載することで,より低線量下のデバイスの視認性向上に効果的なノイズ抑制やコントラスト強調が可能となった新AI 画像処理(SCORE Opera)を開発した。
1医用機器事業部技術部
2基盤技術研究所AI ソリューションユニット
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。