特集論文
X 線位相イメージングのCFRP 評価への適用
島津評論 79〔1・2〕 85~91 (2022)
要旨
X 線位相イメージングは,従来のX 線吸収イメージングで識別が困難であった軽元素物質にも感度をもつイメージング手法である。特に小角散乱を検出すると,広い視野で繊維などの微細構造群を観察できることから,炭素繊維複合材料の成形品の設計や品質管理において,活用が期待されている。著者らは,撮影画像から機械特性に影響を及ぼす情報を,特徴量として抽出するソフトウエアを開発し,破壊試験の結果と比較検証を行ったので報告する。
1基盤技術研究所先端分析ユニット
2基盤技術研究所先端分析ユニット 博士(工学)
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。