特集論文
シングルワイヤロープ検査装置SWIS-12の開発
島津評論 78〔1・2〕 93~100 (2021.9)
要旨
エレベータやクレーンで使用される鋼製ワイヤロープの断線欠陥を,漏れ磁束検出原理により非接触で,目視では確認できない内部断線欠陥まで高精度に検出可能なシングルワイヤロープ検査装置SWIS-12を開発した。ワイヤロープの製造ラインや疲労試験機に容易に設置できる分割構造のセンサユニットとし,また製造ラインのPLC(Programmable Logic Controller)からの直接制御を可能とし,ネットワーク接続したパソコンへ計測データの自動転送も可能とした。
1産業機械事業部技術部
2製造推進部
3基盤技術研究所新事業開発推進室
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。