特集論文
工業炉予防保全ソフトウェアの開発
島津評論 78〔1・2〕 31~37 (2021.9)
要旨
セラミックスや超硬合金の脱脂焼結を行う工業炉において,断熱材や電極部などの消耗品劣化による突然の装置稼働停止が課題となっており,予防保全機能のニーズが高まっている。工業炉内の温度,圧力,電力,冷却水流量などの各種センサデータの推移を基にヒータや断熱材など,各種部品の劣化状況を予測する予防保全ソフトウェアを開発したのでここに紹介する。
1産業機械事業部技術部
2島津産機システムズ株式会社
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。