特集論文
テクスチャーアナライザEZ-SX による介護食の評価
島津評論 77〔3・4〕 151~158 (2021.3)
要旨
咀嚼やえん下能力が低下している高齢者や口腔に障害を抱えている人たちにとって,食事を取る際に食べやすい,すなわち容易に噛める,容易に飲み込めることは安全性ともかかわり,とても大切なことである。食べやすさを評価する指標としては,官能試験によって評価することが多いが,官能試験の場合,人の感覚の個人差や体調などにより再現性の難しさが伴う。本稿では,官能試験をサポートするのに必要な,食感を定量的な数値として測定できるテクスチャーアナライザEZ-SX について述べる。
1分析計測事業部グローバルアプリケーション開発センター
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。