特集論文
深層学習を用いた大腿骨セグメンテーション Smart BMD AI Assistの開発
島津評論 76〔3・4〕 55~60 (2020.3)
要旨
SONIALVISION™ G4用骨密度測定アプリケーションSmart BMD では,骨領域の自動セグメンテーション結果をもとに対象領域にて骨密度測定を実施する。正確な測定,経過観察における再現性向上のためには,正確な骨領域のセグメンテーションが重要となる。しかし,従来の画像処理で正確な自動抽出が困難な場合,ユーザーの手動編集による骨領域の修正が必要となり,測定に時間がかかる場合がある。今回,Smart BMD による骨密度検査の効率化や省力化を目指して,大腿骨の骨画像を対象に深層学習を用いた大腿骨セグメンテーションSmart BMD AI Assist を開発した。
1医用機器事業部 技術部 博士(工学)
2医用機器事業部 技術部
3基盤技術研究所 AI ソリューションユニット
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。