特集論文
産業用X線位相イメージング装置の開発
島津評論 75〔3・4〕 73~77 (2019.3)
要旨
X線位相イメージングは,従来法のX線吸収像では検出が困難である軽元素材料,軟組織に対して視認性良く描写することが可能であることから,その応用が期待されている。著者らは,産業用途への応用に向けたX線位相イメージング技術の開発を進めている。製品化に向けて,アプリケーション開発を行うための評価機を製作したので,開発内容,撮影事例について報告する。
1基盤技術研究所 放射線技術ユニット
2基盤技術研究所 放射線技術ユニット博士(理学)
3基盤技術研究所 放射線技術ユニット博士(工学)
*島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。