島津評論 Vol.72[1・2](2015)
特集 医用画像機器

特集論文

診断用X線一般撮影システムRADspeed Pro EDGEパッケージの開発

河野 昌弘1奥野 智晴1馬場 歩1宮田 博1三輪 貴俊2代田 健1青山 弘毅1森 竜也1崎本 智則1藤井 英樹1山下 登1

島津評論 72〔1・2〕 33~38 (2015.9)

要旨

X線一般撮影検査は,最も基本的で重要な検査であるとともに,一日あたりの撮影件数も多い。そのため,診断用X線一般撮影システムには高いスループットが要求されている。
島津製作所は,従来よりオートポジショニングを含めた各種連動機能によるスループットの向上に努めてきた。今回,一般撮影検査のワークフローで高スループットを維持しつつ,診断能を向上させるトモシンセシス,デュアルエナジーサブトラクション,長尺撮影の各種アプリケーションを搭載した診断用X線一般撮影システム「RADspeed Pro EDGE パッケージ」を開発した。


1医用機器事業部 技術部
2医用機器事業部 品質保証部

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。