特集論文
デバイス留置支援アプリケーションの開発
島津評論 72〔1・2〕 21~24 (2015.9)
要旨
手技の高度化・多様化が進む血管内治療では,被ばく線量や造影剤使用量など被検者や術者に対する負担が問題となってきている。今回,低侵襲の治療支援をコンセプトとした「デバイス留置支援アプリケーション」を開発した。本アプリケーションは以下のような特長を有する。
(1)血管輪郭を自動抽出して透視像にオーバーレイ表示する,トレースマッピング機能
(2)PCI治療における適用ケースを強化した,リアルタイムステント固定表示機能
(3)術前CT画像と血管撮影システムの連携による3D治療ガイド機能
1医用機器事業部 技術部
2医用機器事業部 技術部 博士(工学)
※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。