特集論文
DIC解析による材料試験事例
─ポリプロピレンの3点曲げおよび熱可塑性CFRPの引張試験─
─ポリプロピレンの3点曲げおよび熱可塑性CFRPの引張試験─
島津評論 71〔3・4〕 123~128 (2015.3)
要旨
材料試験において,試験対象に発生するひずみ分布を解析する必要性が高まっている。DIC(Digital Image Correlation)解析は物体表面のランダムパターンを物体の変形前後で比較し,対象物の変形量等を調べる手法であり,コンピュータ上で製品設計シミュレーションを行うCAE(Computer Aided Engineering)解析と相性が良く,これら二つの相関性を明確化できる手法として注目されている。本稿ではポリプロピレン(PP)の曲げ特性および熱可塑性炭素繊維強化プラスチック(CFRTP)の引張特性についてDIC解析を用いて評価した。
1分析計測事業部 グローバルアプリケーション開発センター
※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。