島津評論 Vol.71[1・2](2014)
特集 センサ・デバイス

特集論文

高輝度青色ダイレクトダイオードレーザ

廣木 知之1齊川 次郎2石垣 直也1宇野 進吾1坂本 隼規1東條 公資1

島津評論 71〔1・2〕 11~16 (2014.9)

要旨

レーザ加工機向け光源として,出力10W以上波長450nmの高輝度青色ダイレクトダイオードレーザ(BDDL)を開発した。空間多重方式による光出力合成により,コア径100µmの光ファイバから50Wを出力する世界トップクラスの高輝度を実現した。BDDLの波長帯では,赤外光に比べて銅や金などの高反射材料への光吸収率が高いため,従来のCO2レーザ(10µm)や赤外半導体レーザ(780nm~1µm)よりも高精度・高スループットかつ低消費電力での加工が期待できる。


1デバイス部センサ・デバイスビジネスユニット
2デバイス部センサ・デバイスビジネスユニット博士(理学)

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。