特集論文
回診用X線撮影装置MobileDaRt EvolutionのFPDラインアップ拡充
島津評論 70〔1・2〕 29～33 (2013.9)
要旨
回診用X線撮影装置MobileDaRt Evolutionは，有線または無線のFPD（Flat Panel Detector）を搭載している。 どちらのタイプでも，撮影後約3秒でX線画像が装置のモニタに表示される。今回，FPDのラインアップの拡充として，新たなシリーズの無線FPDを追加搭載した。新たなFPDでは3種類のサイズのFPDが選択できる。また，この新しいFPDとの組み合わせでは，新たなコンソールソフトウェアを搭載している。このコンソールソフトウェアは，広く普及しているCR（Computed Radiography）装置用のデジタルコンソールソフ トウェアと操作性において互換性を有している。新しい無線FPDシリーズとの組み合わせにおいても，従来のFPDと同等の即時性を有し，回診車本体も従来と変わらぬコンパクトなサイズを保持している。
1医用機器事業部 技術部
※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。