特集論文
島津レーザ回折式粒子径分布測定装置SALDシリーズの食品分野への応用
島津評論 69〔1・2〕 71~78 (2012.9)
要旨
食品分野においては,食感の数値化や品質の安定性の評価など,様々な目的で粒子径分布測定が行われており,レーザ回折式粒子径分布測定装置が利用されている。
本稿では,食感の数値化の一例としてチョコレートの測定を行った結果を示す。そして,品質管理の例として,また,分散状態の違いによる粒子径分布の違いを示す例として大麦若葉の粉砕物の測定結果を示す。さらに,試料前処理条件が測定結果に影響を及ぼす例として粉ミルクの測定結果も示す。また,粉ミルクについては,水中に投入してから粒子径分布が変化していく様子を,SALD-2300の定間隔連続測定機能を使用して測定した。
1分析計測事業部グローバルアプリケーション開発センター
※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。