島津評論 Vol.68[1・2](2011)
特集 医用画像機器ⅩⅥ

特集論文

海外・汎用CVS装置『BRANSIST alexa』の開発

梅田 充1山下 義徳1藪上 勝宏1田村 勇太1後藤 敬一1中西 功1井上 啓史1中田 勲1鈎 吉秀1

島津評論 68〔1・2〕 17~21 (2011.9)

要旨

BRICsを含む準先進国・新興国において,血管撮影システムは従来のI.I.(Image Intensifier)搭載からFPD(Flat Panel Detector)搭載へ急速にシフトしていくことが予想される。この海外・汎用市場に適した新型FPD搭載血管撮影システム『BRANSIST alexa』を開発した。本システムは以下のような特長を有する。

  1. 複数の診療科での使用に適した視野サイズ
  2. 輸送・使用環境条件の緩和
  3. 省スペース・省電力
  4. 据付調整の簡便化・自動化
  5. 高級機システムで培った画像処理およびアプリケーションを搭載可能な拡張性

1医用機器事業部 技術部

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。