島津評論 Vol.67[1・2](2010)
特集 センサ・デバイス

普通論文

粒子径分布測定装置SALD シリーズ用ソフトウェア WingSALD II

深井 秋博1赤坂  剛1

島津評論 67〔1・2〕 77~84 (2010.9)

要旨

粒子径分布測定装置SALD シリーズ用ソフトウェアWingSALD II は,「いつでも」,「どこでも」,「だれでも」が信頼性の高い粒子径分布測定を行えるように開発したソフトウェアである。「屈折率の自動計算機能」,「SOP(標準操作手順)作成機能」,「複数データのグループ化機能」を搭載することによって,測定者のミスを削減し測定の信頼性を向上するとともに,煩雑な作業の軽減によって測定の効率化を実現している。とくに「レーザ回折・散乱法」に基づく粒子径分布測定において長年の課題であった粒子屈折率の定量的な設定方法を確立することができた。
経験や知識の少ない測定者でもSALD シリーズとWingSALD II を用いると正確な粒子径分布を測定できる。


1分析計測事業部試験機ビジネスユニット

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