島津評論 Vol.65[3・4](2008)
特集 医用画像機器 XV

普通論文

高速度ビデオカメラHPV-2と高速撮影アプリケーション

近藤泰志1丸野浩昌1徳岡信行1冨永秀樹1川口泰範1三田裕也2

島津評論 65〔3・4〕 219~227 (2009.3)

要旨

高速度ビデオカメラは,高速撮影によって瞬間的な現象を捉えて可視化する装置である。一般的に現象を解析するためには様々な方法で物理量を測定することが行われるが,高速撮影は現象を可視化して全体的に捉えることができ,物理量を測定することでは得られない次元の情報が得られるため,現象解析の重要な手法として注目されている。高速度ビデオカメラHPV-2は,100万fps の超高速撮影によって今まで見ることができなかった瞬間的な現象を可視化することができる装置であり,様々な現象のプロセスを明らかにできる。ここでは,HPV-2の概要と高速撮影アプリケーションについて報告する。


1分析計測事業部事業戦略
2分析計測事業部応用技術部
※所属名は論文作成時のものです。

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。