島津評論 Vol.65[1・2](2008)
特集 食品の安全と品質評価

特集論文

HPLC 蒸発光散乱検出器の食品分析への応用

寺田英敏1山部恵子1山口忠行1三上元重1三上博久1

島津評論 65〔1・2〕 83~92 (2008.8)

要旨

高速液体クロマトグラフィー用検出器として,蒸発光散乱検出器は基本的にすべての不揮発性化合物を検出することができるユニークな検出特性を持っており,主として光吸収性に乏しい化合物の分析に用いられている。本稿では,蒸発光散乱検出器の原理および検出特性などを他の検出器と対比しながら解説し,食品分析における蒸発光散乱検出器の応用例について紹介する。


1分析計測事業部応用技術部
※所属名は論文作成時のものです。

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。