島津評論 Vol.64[3・4](2007)
特集 ライフサイエンス・分子イメージング

特集論文

DNA/RNA 分析用マイクロチップ電気泳動装置MCE-202“MultiNA”
―開発とその応用―

鈴木功一1荒井昭博1宇都宮真一1柏木克也1中山博之1二宮健二1山根真由1児嶋浩一1関克彦1西田大悟1原田亨1中村伸1森田直樹2

島津評論 64〔3・4〕 117~122 (2008.4)

要旨

MCE-202“MultiNA”は独自開発した繰り返し利用するマイクロチップを最大4枚搭載し,同じく新規に開発した専用試薬キットと組み合わせて安価かつ高スループットのDNA/RNA 分析を実現する装置である。また,本装置によりノロウイルスの検出および食肉の鑑別を試みた結果,従来アガロースゲル電気泳動法と比較して迅速かつ正確に検出可能である。


1分析計測事業部 ライフサイエンス研究所
2分析計測事業部 営業部
※所属名は論文作成時のものです。

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