特集論文
診療所向け電子カルテシステムSimCLINIC II
島津評論 63〔3・4〕 175~182 (2007.3)
要旨
従来,医師が紙で作成し保存していた診療録をコンピュータに入力して保存する電子カルテシステムは,生体検査の数値情報やX線,内視鏡などの画像情報を保存するデータファイリングシステムと連携することで,より使いやすくなり医院の中核的な情報システムとしての役割を果たすようになる。著者らは,レセコン(レセプト用コンピュータ)融合型電子カルテの機能とモダリティから出力されるDICOM画像を扱うことのできるデータファイリングシステムの機能をコンパクトな構成に組み込んだ統合型電子カルテとして「SimCLINIC II」を開発した。
1医用機器事業部 技術部
※所属名は論文作成時のものです。
※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。