島津評論 Vol.63[1・2](2006)
特集 ライフサイエンス ―機器・方法の新展開―

特集論文

NBSラベル化ペプチドのLC-AccuSpotシステムによる高感度,高効率分析

九山浩樹1飯田哲生2西村紀3

島津評論 63〔1・2〕 49~56 (2006.9)

要旨

本稿では,ラベルされたペプチドの Off-Line MALDI-TOF MSシステムによる効率的な分析例を紹介する。ラットおよびマウスの血清(病態および正常)を生体由来サンプルとし,上記システムで分析を行った。ラベル化は NBS試薬(2-nitrobenzenesulfenyl chloride: NBSCl)を用い,蛋白質中のトリプトファン残基を NBS(2-nitrobenzenesulfenyl)基でラベルした。上記血清を用いた実験では,1600-1700対のペアピークが検出でき,その中には発現量が3倍以上の差を示すシグナルが見られた。本システムによる NBSラベル化ペプチドの発現量解析は非常に有効であり,効率よく解析できることを示した。


1大阪大学 蛋白質研究所 農博
2分析計測事業部 ライフサイエンス研究所 バイオサイエンス博
3分析計測事業部 ライフサイエンス研究所 薬博/大阪大学蛋白質研究所
※所属名は論文作成時のものです。

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