島津評論 Vol.61[3・4](2004)
特集 医用画像機器XIII

特集論文

側面循環器用Cアーム型保持装置 MH-400の開発

鈎 吉秀1中山 徹1井上啓史1梅田 充1阿久津好二1

島津評論 61〔3・4〕 147~153 (2005.3)

要旨

IVR(Interventional Radiology)は血管系,非血管系の様々な領域で治療の手法として確立され,その適応範囲の拡大,高度化が進んでいる。なかでも一つの検診台を取り囲むような形でCアーム二台が配置されるバイプレーンシステムは検査時間の短縮,造影剤の低減などというメリットを持つ。このバイプレーンシステムにおける検査効率の向上,術者・被検者の負担軽減のために,新しい側面循環器用Cアーム型保持装置MH-400を開発した。本装置は,以下のような特長を有する。

  1. Cアームの高速回転
  2. セッティング位置への移行時間の短縮
  3. 対装置衝突防止機能

1医用機器事業部技術部
※所属名は論文作成時のものです。

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