特集論文
MALDI‐QIT‐TOF MSnを用いたトップダウンプロテオミクス解析法の試行
島津評論 61〔1・2〕 3~10 (2004.10)
要旨
MALDI法によって生成されたイオンを四重極イオントラップQITに導入し,飛行時間型質量分析法TOF MSで質量分離を行なう装置AXIMA‐QITTM に,Heによるイオンクーリングを採用することにより,タンパク質領域までの分子イオンがQIT内で捕捉可能となった。
この改良された装置を用いることで,MALDI‐QIT‐TOF MSがトップダウンプロテオミクス解析にも使用できることを確かめた。
1田中耕一記念質量分析研究所
2Shimadzu Biotech
※所属名は論文作成時のものです。
※本稿で使用した製品 「AXIMA‐QIT(TM)」 は既に販売終了しております。