島津評論 Vol.59[3・4](2002)
特集 医用画像機器XII

特集論文

超音波診断装置SDU-1200/2200の新機能の開発

安藤昌人1清水豊2辻井貫也2福井寿世1宮高睦2今井豊1

島津評論 59〔3・4〕 221~225 (2003.5)

要旨

超音波診断装置はリアルタイムで組織断層像を表示し,また血液の速度などを二次元的に表示する画像診断装置であり,画像診断には不可欠な装置である。コンピュータ(PC)を搭載した島津製作所のSDU-1200/2200は,コンピュータの機能を利用して,デジタル画像転送/保管,データ処理などにより,様々な機能を診断装置に付加することができる。また,超音波診断装置演算ハードウェアは,CPU,DSP,フィールドプログラマブルゲートアレイで構成されており,ハードウェアの変更なしに,様々な機能を追加することも可能である。

本稿では,主に超音波診断装置 SDU-1200/2200のソフトウェアやファームウェアのアップグレードによって追加された三次元画像処理などの機能に関して説明する。


1医用機器事業部 マーケティング部
2医用機器事業部 技術部
※所属名は論文作成時のものです。

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。