島津評論 Vol.58[1・2](2001)
特集 半導体・フラットパネルディスプレイの検査・製造装置

普通論文

X線異物検出装置SLDX-2000XASの開発

岩本剛1澤田良一1石黒修平1

島津評論 58〔1・2〕 67~72 (2001.12)

要旨

X線異物検出装置は,主に食品の製造工程で,製品に混入した異物を検出することを目的として利用される装置で,近年,異物混入事故に対する危機意識の高まりと装置メーカの相つぐ新製品の開発によって大幅な普及をみている装置である。

小形包装食品の検査にターゲットを絞ることにより,島津製作所従来機に対して,大幅に小形軽量化・低コスト化を実現したX線異物検出装置SLDX-2000XASを開発した。

本稿では,島津製作所が新たに開発したX線異物検出装置SLDX-2000XASの異物検出原理の概要と装置の特長について解説する。


1試験計測事業部 NDI部
※所属名は論文作成時のものです。

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。