島津評論 Vol.57[3・4](2000)
特集 医用画像機器XI

特集論文

天井走行式Cアーム型保持装置MH-200の開発

井上啓史1中田勲1磯野浩孝1梅田充1加藤三紀彦1宮本渉1中山徹1冨田義則2

島津評論 57〔3・4〕 205~209 (2001.2)

要旨

IVR(InterVentional Radiology)は血管系,非血管系の様々な領域で治療の手法として確立され,その適応範囲の拡大,高度化が進んでいる。これに対応するため新しい天井走行式Cアーム型保持装置MH-200を開発した。本装置は全身対応多目的Cアーム装置の先行機種MH-100の長所を受け継ぎつつ,以下のような特長を有する。

  1. Cアームの可動範囲拡大とスピードアップ
  2. 回転DSA,3Dアンギオグラフィーなど各種アプリケーションの強化
  3. 操作性の向上
  4. デザインの向上

1医用機器事業部 技術部
2医用機器事業部 医用機器工場
※所属名は論文作成時のものです。

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