島津評論 Vol.57[3・4](2000)
特集 医用画像機器XI

特集論文

DICOM MWM/MPPS Interface Systemの開発

金谷章秀1原田陽一郎1北野真由美2

島津評論 57〔3・4〕 175~178 (2001.2)

要旨

著者らは,放射線科情報システム(以下RIS-Radiology Information System)と画像診断装置が,DICOMで規格化されたプロトコル(DICOM Modality Worklist Management Service Class, Modality Performed Procedure Step SOP Classes)で,オーダ情報,撮影条件等の検査情報を通信する仕組みを実現した。

今後,画像診断装置はこのDICOMプロトコルを採用する方向であり,それらの画像診断装置はRISと直接情報通信ができるようになる。一方でDICOMプロトコルで直接通信できない画像診断装置については,今回開発したDICOMプロトコルの翻訳装置(以下,MWL/MPPS-Gateway System ; MWL=Modality WorkList, MPPS=Modality Performed Procedure Step)を使うことで,同様のDICOM通信が可能となる。MWL/MPPS-Gateway Systemと画像診断装置間の通信は,装置ごとの専用通信となる。


1システム事業センター
2島津エス・ディー株式会社
※所属名は論文作成時のものです。

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。