島津評論 Vol.56[3・4](1999)
特集 環境分析・測定II

特集論文

HPLCによる環境中のアルデヒドの分析

高橋雅俊1後藤武1安居嘉秀1

島津評論 56〔3・4〕 129~135 (2000.2)

要旨

アルデヒド類は,頭痛やめまいなどの健康障害を引き起こすことや,その発癌性が知られていることから,環境中のアルデヒドを如何に正確にモニタするかは,重要な課題といえる。ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどの大気中のアルデヒド類は,2,4-ジニトロヒドラジン(2,4-DNPH)で誘導体化した後,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)やガスクロマトグラフィー(GC)で分析される。

本稿では,HPLCを用いた大気中のアルデヒドの分析に焦点を合わせ,大気中アルデヒドの一般的な捕集方法である固相捕集法と溶液吸収法を比較した結果を報告する。また,シックハウス症候群の原因として知られる室内環境中のアルデヒドの分析についても報告する。


1分析機器事業部 LC部
※所属名は論文作成時のものです。

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