特集論文
ローノイズブルーレーザの開発
島津評論 56〔1・2〕 51~57 (1999.8)
要旨
LD(半導体レーザ)励起ローノイズ固体SHG(Second Harmonic Generation)ブルーレー ザの開発を行った。
レーザの発振波長は473 nm,出力は10 mWである。 レーザ媒質にNd:YAG結晶,SHG結晶としてKNbO 結晶を使用したブルーレーザにおいて,共振器内部にエタロンを挿入し縦モードを単一化することによりローノイズ化を実現した。
ノイズレベルは周波数5 MHzにおいて-154 dB・Hz,出力変動は±1.28%以下(ケース温度:10~40℃),横モードはTEM00,M2 値は1.06,ポインティングスタビリティは±0.04 mradと優れた特性を示している。また,ケース温度変化10~40℃において縦モードホップは観測されなかった。
1生産技術研究所デバイス製造センター
※所属名は論文作成時のものです。
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