島津評論 Vol.56[1・2](1999)
特集 センサ・デバイス

特集論文

ベクトル型生体磁気計測装置SBI‐100の開発

荒川彰1梶原茂樹1岡村昇一1冨田司1冨田定1松田直樹1品田恵1吉田佳一1吉田多見男2

島津評論 56〔1・2〕 39~47 (1999.8)

要旨

129チャンネルベクトル型生体磁気計測装置SBI‐100を開発した。本装置は,開口型デュワーを採用しているため,被験者を測定部位によらず常に最適な位置にセッティングできる。また,独立した3方向の磁場を計測できるベクトル型検出コイルを高密度に配置することにより,複雑な磁場パターンを高密度に計測できる。

本稿では,装置の開発,および電源の数についての事前情報なしに広がりを持つ脳内電源位置を計算できる電源解析法(格子点移動法)の開発について述べる。すなわち,装置のハードウェア構成の特長と格子点移動法のアルゴリズムについて説明し,それを組み合わせた場合の有効性について臨床データを示しながら検討する。


1基盤技術研究所
2基盤技術研究所工博
※所属名は論文作成時のものです。

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。