島津評論 Vol.55[3・4](1998)
小特集 新素材・半導体の分析・試験II

普通論文

X線ラインセンサの開発

澤田良一1堀直行2足立晋2佐藤敏幸3

島津評論 55〔3・4〕 287~292 (1999.3)

要旨

X線異物検査装置に使用する0.43 mmピッチ×1024チャンネルのX線ラインセンサを開発した。センサは,1.X線検出器,2.アナログ回路基板,3.ディジタル回路基板で構成されている。X線はGd2O2SシンチレータとアモルファスSi光ラインセンサからなるX線検出器で電気信号に変換され,アナログ回路基板内で増幅されディジタル信号化された後,ディジタル回路基板にて各種補正が行われる。ディジタル回路基板にはDSP(ディジタル シグナル プロセッサ)を搭載しており,各チャンネルのオフセット補正,感度補正,その他の各種補正を逐次行っている。島津X線ラインセンサは,温度制御による高い出力安定性,短いウォームアップ時間,広いダイナミックレンジ,簡易なインタフェース,標準付属ビデオポートなどの特長を持つ。


1生産技術研究所
2基盤技術研究所
3基盤技術研究所 工博
※所属名は論文作成時のものです。

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