特集論文
超電導MRI装置 MAGNEX EPIOSシリーズ
島津評論 55〔2〕 175~181 (1998.10)
要旨
フルディジタル高周波送受信システム,グラフィックユーザーインタフェース対応型コンソール,20mT/m傾斜磁場システムなどを備えた超電導MRI装置MAGNEX EPIOSシリーズを開発した。 シングルショットEPIをはじめとする超高速撮像法の実現には,高精度な高周波制御,高速な画像再構成,高出力な傾斜磁場強度が要求される。 MAGNEX EPIOSシリーズでは,これらの要求を満足するハードウェア設計がなされている。 一方,高度な臨床アプリケーションの増加に伴い複雑化する撮像操作に対しては,グラフィックユーザーインタフェースの採用とプリセット方式の撮像の自動化機能を組み込み,操作性の向上が図られている。 また,画質面ではラップアラウンド型小型ボディコイルやアレイコイルを新たに開発した。
1医用機器事業部 技術部
※所属名は論文作成時のものです。
※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。