島津評論 Vol.55[2](1998)
特集 医用画像機器X

特集論文

高精細イメージインテンシファイアと100万画素CCDカメラの開発

小山博1森一博1

島津評論 55〔2〕 151~156 (1998.10)

要旨

今回著者らは,ディジタルラジオグラフィシステムDIGITEX(R) PROの画像収集系の新規開発にあたり,系を構成する各素子,イメージインテンシファイア,光学レンズ系,100万画素CCDカメラ,およびディジタル収集系全てにわたり,トータルシステムバランスを重視した設計を行った。 すなわち,空間分解能伝達性能,光量伝達性能,低歪み画像化,画像処理性能,コンパクト設計等全ての面において最適設計を導入した。

これにより,各素子の持つ設計限界を十分に考慮したうえで,それぞれの性能を十分に生かす設計を行うことが可能となり,各構成コンポーネントの長所を十分に生かし,かつ従来製品と互換性を有する,高精細ディジタル画像収集系を開発することができた。


1医用機器事業部 医用機器工場
※所属名は論文作成時のものです。

※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。