島津評論 Vol.55[2](1998)
特集 医用画像機器X

特集論文

インバータ式X線高電圧装置(X)UD150L-30/B-30の開発

藤井英樹1佐々木理1古山誠1森達弘1宇野往道1辻久男1

島津評論 55〔2〕 143~149 (1998.10)

要旨

最高周波数50kHzのインバータ式X線高電圧装置UD150L-30,XUD150L-30,UD150B-30,XUD150B-30を開発した。 これらの装置は,いずれも一つのボタンを選択すれば検査の流れに従って撮影条件が順次呼び出されるアドバンストアナトミカルプログラムを搭載しており,スループットを画期的に改良した。 また,インバータ部では,従来から高い評価を得ている最高周波数30kHzの周波数可変式共振型インバータの最高周波数を50kHzまで向上し,効率を一層改善した。 さらに,大型EL表示やフェザータッチで操作可能な光学式タッチパネルの採用により,操作性の向上を達成した。


1医用機器事業部 技術部
※所属名は論文作成時のものです。

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