島津評論 Vol.55[1](1998)
特集 産業機器II

特集論文

溶融プラスチック用重合ポンプ

中村実1

島津評論 55〔1〕 47~52 (1998.8)

要旨

溶融プラスチック用ギヤポンプは,ポリエステル(PET),ポリスチレン(PS),ポリイミド,ポリエチレン(PE)樹脂などの連続重合製造設備ポリマー送液用に使用される。ギヤポンプの設計には多くの経験的な要素が含まれるが,これを溶融プラスチック用ギヤポンプとしての要素技術に分離し,1990年から順次研究開発を進めている。

本稿では,重合工程,ポンプ構造の概要と,要素技術の開発の要点を紹介する。非ニュートン流体に関する解析,応力解析,熱計算などの結果を実績データと比較検討することによって,いくつかの重要な実験式が確立され,安全設計に寄与するとともに,必要流量に対するポンプ吸入径の選定が可能になっている。


1産業機械事業部 産業機械製造部
※所属名は論文作成時のものです。

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