特集論文
液晶注入装置の注入時間の短縮に関するシミュレーション解析
島津評論 55〔1〕 11~16 (1998.8)
要旨
液晶ディスプレイの製造工程の一部である液晶注入におけるスループット改善のため,セル加熱,液晶加熱,加圧の効果についてシミュレーションを行った。その結果,注入時間と加熱または加圧の関係,セルおよび液晶温度の変化などについて有用な知見を得た。現在,実際の実験データによりシミュレーション結果の検証中である。これらの知見を取り入れた島津製作所の液晶注入装置は,温度均一性の良い加熱・加圧機構が組み込まれている。
1産業機械事業部 産業機械製造部
2ソフトウェア開発センター
※所属名は論文作成時のものです。
※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。