特集論文
島津比重測定装置 SGM-300P
島津評論 54〔3〕 209～217 (1997.10)
要旨
品質管理や研究・開発において，物質の比重測定は重要な測定のひとつである。簡単，かつ高精度の比重測定装置が必要となる。
SGM-300P は，電子分析天びんを内蔵した液中ひょう量法による比重測定装置であり，固体，液体，粉粒体など多種の試料に対応でき高精度の比重測定が可能である。比重測定精度は，測定対象物や媒液，測定環境などにより大きく影響を受けるため，高精度の比重測定を行うには測定誤差の要因を把握し，それらを解消することが必要である。
本稿では，SGM-300P のシステム，比重測定誤差の要因，解消法，およびそれらをふまえたさまざまな試料の比重測定例を紹介する。
1試験計測事業部衡器製造部
※所属名は論文作成時のものです。
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