特集論文
エンジニアリングツール MCD95 と電力プラントへの適用
島津評論 54〔2〕 97~103 (1997.8)
要旨
プロセス制御システムの制御プログラムを作成するエンジニアリングツールでは,従来,プログラム内容しか表示できなかったため,現場計器や操作器と制御プログラムとの関連がわかりにくく,計装図面として使用することはできなかった。そのため,設計者はこれらの関連がわかる図面を別途CAD により作成し,これをもとにエンジニアリングツールで制御プログラムを作成してきた。
エンジニアリングツール MCD95 は,多彩な表現能力を持った CAD 機能をプログラミング機能に融合することにより,プログラム図面を計装図面として使用することを可能にした。さらに,図面を一元化することにより,ヒューマンエラーの防止とエンジニアリング労力の削減を図ることができた。
1環境計測事業部 環境計測製造部
※所属名は論文作成時のものです。
※島津評論に掲載されている情報は、論文発表当時のものです。記載されている製品は、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。