KPR-3010(自動屈折率測定器)
~微小サンプルの作成・測定手順~

試料作成

(1) 準備

測定する微小サンプル、基材、接着剤(例:2液混合型のエポキシ系)を用意します。
今回は微小サンプル(φ6の凸レンズ)とSoda硝子(90°加工済み)で説明します。

 
 
基材に指定は御座いませんが、ガラス等の光を透過する材質の場合、測定する微小サンプルと屈折率が離れているものを選定するか、加工後に基材に光が透過しないよう、墨(墨汁は不可)を塗る等の処置が必要になります。
基材が直角に加工されていない場合、事前に90°に加工を済ませておいてください。

 

(2) 接着

微小サンプルと基材を接着します。
接着する位置は図のように、研磨後に微小サンプルの2面が確保できる事を確認して設定します。
※サンプルの一番厚みのある部位が、加工後の頂点辺りになるように配置してください。

位置が決まったら接着します。
研磨中に外れないよう、多めに塗布してください。
※完全に硬化するまで接着材の設定硬化時間以上お待ちください。
(例:2液混合型のエポキシ系だと24時間以上)

(3) 加工

ガイドに沿わせてまずは「加工面A」を加工します。微小サンプルと基材の両方が研磨されるまで加工します。

次に90°反転し「加工面B」を加工します。
こちらも微小サンプルと基材の両方が研磨されるまで加工します。

(4) 確認

付属する簡易角度測定器を用い、角度が90°±1′以内であることを確認します。

測定

KPR3010のVブロックプリズムにセットし測定します。

 
この方法によって、全ての微小サンプルを測定できることを保証する内容ではございません。
 
基材の加工面に墨(墨汁は不可)を塗り、微小サンプルのみに光が透過するようにすると確実です。
墨を塗らず、微小サンプルと基材のそれぞれの屈折率がおおよそ判っている場合、屈折率の測定範囲を微小サンプル値周辺に設定して測定してください。
微小サンプルと基材の屈折率が判らない場合、測定範囲を広めに設定し測定すると、基材の屈折率と微小サンプルのどちらか光強度の高い方(大抵は基材の屈折率)が結果として表示されます。
測定グラフを確認することでもう一つの光強度が確認できた場合、そのもう一つの屈折率周辺に測定範囲を変更し再測定することで微小サンプルの屈折率が測定できます。