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2020年6月11日 | プレスリリース 理化学研究所の研究成果による事業創出へ
島津製作所と理研鼎業、脳・五感計測における共創契約を締結

株式会社島津製作所
株式会社理研鼎業

株式会社島津製作所と株式会社理研鼎業は、脳・五感計測における共創事業の契約を締結しました。両者は国立研究開発法人理化学研究所(以下「理研」)の研究成果を島津製作所による事業創出につなげ、社会へ還元することを目指します。

理研と島津製作所には、計測分野(X線計測、PETプローブ開発、質量分析応用など)や、医療診断に関わる解析分野(遺伝子増幅、検出、産物同定、プロテオーム解析など)において数多くの共同研究の実績があります。2018年秋からは包括的な組織連携により社会課題の解決に取り組む、新たな枠組みについて協議してまいりました。

今回の契約をもとに、両者は連携をさらに強化し、研究者の交流も行い、2021年中に共同研究テーマを創出し、共同ラボを設立する予定です。共同ラボでは、ヒトの理解を深める取り組みとして、脳計測、データ解析、脳機能の本質理解からなる研究プラットフォームの構築を図ります。島津製作所が保有する先端計測技術と理研の広範な研究分野のうち、特に脳科学を中心としたライフサイエンス、データサイエンスの知見・研究成果との融合により、脳・五感計測に関する事業の創出を目指します。共創事業の契約期間は、2020年度から2021年度の2年間です。

理研鼎業について

科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律等の定めるところにより理研の全額出資を受け、2019年9月5日に設立されました。理研鼎業は理研からの業務委託のもと、理研と密に連携・協業し、研究成果をいち早く社会的価値に還元し、日本のイノベーション創出に貢献してまいります。詳細は https://www.innovation-riken.jp/をご参照ください。